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ohgo

代表取締役
大庫 直樹
Naoki Ohgo

2つの個性が交わるとき、とてつもない創造性が生まれ飛躍することがあります。ジョン・レノンとポール・マッカートニー、ヴィンセントとテオのゴッホ兄弟、佐治敬三と開高健、宮崎駿と鈴木敏夫。アップルもスティーブ・ジョブスばかり目立ちますが、スティーブ・ウォズニアックがいなければ創業もおぼつかなかったでしょう。Datum Studioの酒巻隆治氏と里洋平氏に出会ったとき、このふたりと組んだら、全く新しい世界を創り上げることができるかもしれない、そう直観しました。

米国でもスタートアップのフィンテック企業がうまく軌道に乗ることは多くはありません。成功している企業の経営陣は、大手金融機関、それもリテール畑のマネジメント経験者とエンジニアの協働が主流となっています。一方、日本のフィンテック企業の多くは、エンジニアか、もしくはホールセール畑の部長クラスの金融機関出身者が主体のケースが目立ちます。

ルートエフ・データムは、経営コンサルタントとしてリテール金融を30年に亘ってつぶさに見てきた私と、データサイエンティストとして多くのエンジニアから一目も二目も置かれる両氏とのコラボレーションの場です。全く異なるバックグラウンドのだからこそ、新しい世界を切り拓くことができるのです。「金融機関は果たしてどこまでAIを経営モデルに組み込めるのか」。その命題を解いてみたい—これが、会社の出発点であり、また私の渇望する願いです。


ルートエフ株式会社 代表取締役社長、創業者

1962年 東京都 堀切菖蒲園 生まれ
1985年 東京大学 理学部数学科 卒業
マッキンゼー東京オフィス 入社
1999年 同社パートナー、リテールバンキング・リーダー
2005年 GEコンシューマー・ファイナンス株式会社 執行役員事業開発リーダー
2008年〜 ルートエフ株式会社設立。代表取締役に。
2013年〜 金融庁 参与
2013年〜 同志社大学理工学部 非常勤講師
2016年〜 広島県 特別参与
2017年〜 金融庁金融研究センター 顧問
2017年〜 ルートエフ・データム株式会社を設立。代表取締役に(現職)


金融機関経営モデル改革
定量モデルによるレギュラトリー・フレームワーク・デザイン
Fintech戦略
マーケティング戦略(たまに依頼を受けると嬉々として提言します)
地方創生(お陰様で年間およそ100泊の旅暮らしです)



book7

地域金融のあしたの探り方
人口減少下での地方創生と地域金融システムのリ・デザインに向けて
きんざい 2016/2/29

この本は、金融庁の参与になってから触発を受けて、金融市場や金融ビジネスの真理を突き止めよう思って作業した結果でもある。人口減少で急減する貸出市場や銀行のコモディティ化、規模の経済の定量化など、目をそらしてはいけない真実を伝えようとしたものである。分析は冷徹かもしれないが、北は北海道から南は沖縄まで現地に赴き、いろいろな話を聞きながら、書き上げた。これまでの本の中では最高傑作とも思える仕上がりとなった。


book6

日本のあしたのつくり方
人口減少時代の自治体経営改革
時事通信社 2013/10/30

大阪府・市の特別参与として関わった案件を普遍化して、全国の自治体改革に結びつけられるように時事通信社の専門紙「地方行政」に寄稿され得て頂いた論文を再編集・加筆して単行本とした。確実に人口減少が進み、地域経済が縮退する可能性が高い状況になりつつある。社会・構造変化に合わせて地域社会をリ・デザインするにはどのような取り組みが必要なのか、政治ではなく行政改革という視点で書き連ねた。また、最後に私自身が関わった大阪府市の改革の中間成果についても紹介している。ときどき特別参与としての報酬についてマスコミから情報公開請求を受ける。報酬以上のはるかに大きな成果があがっていることもちゃんと見てほしい、という思いも含めて書いた。


book5

あしたのための銀行学2
政治vs経済
ファーストプレス 2013/2/19

本書の第一原稿は2011年の1月から3月に執筆したものである。ただ、東日本大震災のあおりの出版不況で、なかなか出版していただける出版社がみつからなかった。そのため、上梓まで2年という期間、原稿を熟成させることになるのだが、それが逆に幸いした。全体を貫くトーンとして規制産業である金融業に対する政治的要請はどこまで必要か、政治的な要請と経済的な合理性をごちゃまぜに議論しても、建設的な改革にはつながらない、という基調をその2年の間で見つけることができた。政権も変わり、変革が進みつつある中で、本書の一部でも反映されないかと願っている。


book4

「ソトコト」2011年 02月号
世界をよくする金融学
企画・執筆
木楽舎 2011/1/6

ロハス雑誌の「ソトコト」に「あした・ゆたかに・なあれ」の紹介をしていただけないかと、小黒編集長(当時)をお訪ねしたところ、「ソトコト」の金融特集をやらないかと逆提案を受けた。ニューヨーク、ロンドン、東京で金融業に精通した大物にインタビューを敢行し、リーマンショック後の逆風に曝される金融工学の必要性と限界を紹介するという、他誌ではありえない企画をさせて頂いた。また、「ソトコト」のビジュアルの要求に応えるために、円谷プロからカネゴンをアイコンとして拝借した。カネゴンは、おカネにまつわる欲望のモンスターであり、象徴だ。


book3

あした・ゆたかに・なあれ
世界文化社 2010/8/7

長友先生から経済のことを分かりやすく伝える経済絵本をつくろうと、進められて執筆を始めた。構想を膨らませる過程で、父親と子供たちのストーリーになり、自分自身が経験した1980年頃から2010年までの30年間の経済変化を解説することにした。父子の会話に合わせてつけた脚注には、客観的な事実だけでなく、そのときどきの経済変化を私自身どう受け止めたか、どう感じたかも記した。むしろ脚注こそに主張がある。結果として、同世代の、なぜか女性から面白いと好評を得た。いつか、文庫版として同世代の女性をターゲットにマーケティングしてみたいとも思っている。


book2

あしたのための「銀行学」入門
PHP研究所 2009/6/19

ルートエフ株式会社を立ち上げ直後、銀行とは何かを伝えようと思い、苦心しながら書き上げた。私自身、世の中にあふれる銀行業の解説書、入門書をいくら読んでみても、自分が知っている銀行業の生の姿と結びつかない。銀行というビジネスの現実を知ってもらうために、銀行業の本質を理念的に記しながらも、それをビジネスとして推進する銀行の業務実態も書き連ねた。同時に、入門書であるがゆえに、分かりやすさを求められた。執筆をし終わって感じたのは、分かりやすく伝えることを通じて本質を見極めることになるということであった。


book1

新・銀行論
銀行とノンバンクが交錯する時代
ダイヤモンド社 2004/05

はじめて上梓した単著の単行本。銀行とノンバンク(特に消費者金融)のビジネスモデルを比較しながら、将来の金融業のあり方を提言している。当時も今も、銀行とノンバンク双方の視点を持つ書籍は、本書を除くとあまり見当たらない。主張通り、銀行とノンバンクの垣根はほぼ消失し融合したビジネスモデルに移行した。ただし、規制変更の結果、消費者金融会社は銀行傘下に入るか経営破綻することになり、金融業界は様変わりした。規制産業である金融業にとって、規制変更のもたらす影響が大きいことが現実に実証されることになった。