「データサイエンス入門講座」

5月12日(水)から5月14日(金)にかけて、全国地方銀行協会地方銀行研修所にて、第127回「金融業務講座」として「データサイエンス入門講座」を弊社が主幹として実施しました。

当初はオンラインと会場参加が約半々の予定だったのですが、緊急事態宣言発令に伴い、結果的にほとんどの受講者がオンラインでの参加となりました。地方銀行研修所でもこの規模(人数・期間共に)でのオンライン研修というのは初めてとの事で、受講者のみなさんと上手くコミュニケーションがとれるのかどうか、一抹の不安を感じながらのスタートとなりました。


本講座は、地方銀行経営に及ぼすデータサイエンスの影響について(大庫)、データサイエンスの活用事例について(阿部)、データサイエンスの基礎について(見付、新福)などの講義に加え、株式会社MILIZE様による、Pythonによるデータ分析についてのハンズオンもあり、データサイエンスの概要を一気に掴んでいただくことを目的として開催されました。


対面ではないため講義の途中では難しかったものの、質疑応答という形では、受講者のみなさんとコミュニケーションをとることができました。一方ハンズオンでは、システム的にフォローが難しいところもあり、オンライン中心になった場合の課題も見えました。


大トリは、株式会社ローソン様のデータ活用の取り組みについて、マーケティング戦略部 小林様に講演していただいたきました。日本有数の大企業での現在進行形、且つコンビニという身近に感じられる現場で行われているマーケティングの実状を、小林様の軽妙な語り口でイキイキと語られる講演は、流石という感じでした。

今回は特別な事情によりリモート中心となり、残念ながら普段のような交流や相互コミュニケーションがとりずらい講座となってしまいましたが、現状を鑑みると一気に以前のような環境に戻るとも思えません。また以前のように会場に集まれるようになったところで、オンラインという形式がなくなるということもないでしょう。今後は、よりオンラインでの実施に合わせた内容や手法を考える必要があるなと感じさせられた講座でした。

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