一條です。弊社ルートエフ・データムは、データサイエンスを用いたコンサルティングを行っていますが、そもそもデータサイエンスって何?と思う方はまだまだ多いと思います。そこでデータサイエンスとは何か、について私なりに語りたいと思います。
データサイエンスという言葉は、対象とする守備範囲が広く、いろいろな場面である意味便利に用いられます。とっかかりの理解のために、データサイエンスを一言でざっくり「過去をみつめ、未来を予測する技術」と言えるのではないでしょうか。
「過去をみつめ」という部分には、もちろんデータを通じてという意味合いを含めています。ただ単に過去を振り返るだけではなく「みつめる」ことがデータサイエンスたる技術の重要な部分で、データを分析して客観的事実をあぶりだし、なんらかの法則性を見出すことが大切です。
「未来を予測する」という部分ですが、もちろん想像するということは他の動物にはない人間の持つ重要な能力で、将来の発展のためには必要不可欠な能力かと思いますが、想像だけでは独りよがりに陥りやすく、客観的にかつ先入観なく予測することが万人の理解を得るのに大切です。データサイエンスにおいては、いろいろな技術が開発されています。パソコンやネットワークなどの急速な発展とともに、機械学習や深層学習などのいわゆるAI技術は、足元で急速に進化しています。AI技術は、物体認識や言語理解といった技術もありますが、ビジネスにおけるデータサイエンスという領域においては、とりわけ分類と回帰の技術が活用されます。
今日ふたたび、コロナウイルス蔓延に伴う緊急事態宣言が出されました。前回の宣言発出後にどうなったかをデータを通じて振り返り、分析し、法則性を見出し、未来を予測しておくことを、データサイエンスを通じて客観的に分析しておくこと。これが、今回の宣言以後いかに対処するかの役に立ちます。