未来のエアラインズ

先日札幌に出張した際に、復路だけスカイマーク・エアラインズを利用してみた。実は初めてスカイマークを利用したのだが、そのサービスには満足できた。フルサービスキャリアとは異なり、各座席にディスプレイは用意されていないが、その分女性のキャビンアテンダントが実際に身振り手振りで必要な情報を提供してくれる。飲み物はホットコーヒーだけで他の選択はできないが、丁寧に配られるのでおいしく感じる。一緒に配られたマスク(写真参照)とチョコレートもかっこいい。まあ、コストはあまりかかっていないように見えるが、お客様とコミュニケーションしようという意気込みは感じる。

 

日本の航空会社と比較したいのが、エア・アジアだ。私はアジアの各都市に向かう際に、マレーシア・クアラルンプールに本拠地を構えるエア・アジアを良く利用している。アジアでは主要都市にはほぼ飛んでいる。まさにバスのような感じで庶民が利用している。アジアの時間距離を縮めた功績は大きい。そのサービスは高級感とは無縁だが、必要充分とも感じる(機内はこんな感じだった)。こちらは無料の飲み物サービスはない。でも値段は安いので有料でも気にはならない。調べたわけではないが、キャビンアテンダントは男性と女性が半々だと思う。国際的にはそれが普通なのかも知れない。

 

ご存知のようにエア・アジアは起業家トニー・フェルナンデスが一代で築いた世界最大のLCCだ。その結果マレーシアのフラッグキャリアであるマレーシア航空を完全に凌駕してしまった。しかし、その競争があったからこそ航空運賃が低下し、アジアの庶民が飛行機に気軽に乗れるようになったと思う。今はコロナの影響で厳しい経営環境にあるが、再び元気に飛び始めるであろう。

 

日本の新規参入組の航空会社はほぼ大手の傘下に入った。国内の市場規模だけではなかなか経営が大変なのであろう。それでも、個性のあるエアラインを選択できるのはユーザーにとって嬉しいことである。ぜひ新規参入して挑戦してもらいたい。エア・アジアも将来再び日本市場に参入するかも知れない。コロナが落ち着けばではあるが、そのときが楽しみである。

 

また機会があれば、スカイマークに乗ってみよう。

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