BaltiCCycle Tours 2023

先日、オリンピックボランティア仲間からお誘いを受けて、初めて観光ガイドにチャレンジをしました。お客さまは、2004年からずっと ”オリンピック・パラリンピック開催地をリレーして自転車で走る”という大企画を実施してきた「BaltiCCycle Tours」のメンバーの方々。彼らの目的は、オリンピック・パラリンピックの開催を祝し、異文化の相互理解と平和を発信すること。今回は「リオデジャネイロから東京まで」という自転車ツアーに参加するためにリトアニアやポーランドなどヨーロッパ各地から来日されていました。

ツアーは、7月2日に北海道稚内市からスタート。納沙布岬、札幌、函館と道内を巡り、フェリーで本州へ移動、そこから岩手、福島、日光を経由して、ゴールの東京国立オリンピックスタジアムを目指し、50日間かけて約3,340kmの道のりを自転車で走るという壮大な計画です。リーダーのシギタスさんをはじめ、主要メンバーのみなさんは、少し前に東京に入り、自転車の手配などツアーの準備を開始。その中の1日は東京観光を、ということで、ボランティアのナオさん、ヒロさんとともに、私もガイドとして同行させていただきました。

 

ヒロさんのおすすめで、まずは明治神宮へ。二拝二拍手一拝の作法で拝礼し、絵馬に自転車ツアーの安全と成功を祈願しました。

ランチは築地すし富で本場のお寿司を堪能。みなさん箸使いがとても上手!当日は猛暑だったので、浜離宮にある中島の御茶屋に移動し、冷え冷えの抹茶で涼みました。1日一緒に過ごした後は、みなさんともすっかり打ち解けて「行ってらっしゃ~い!東京で待ってます!」とビッグハグをしてお見送り。ボランティアのお礼にと、ツアーTシャツやグッズなど、たくさんお土産をいただきました。

 

その後ツアーメンバーは、サンフラワーで北海道へ。いよいよメインイベント、自転車ツアーのスタートです!ナオさんは以前からこのイベントに協力されていて、今回も最初から最後までツアーに同行してみなさんをサポートしながらその様子をレポートしてくださったので、私もまるで一緒に参加しているかのように楽しませていただきました。(トップ画像に日々各地から送られてきた写真の一部をまとめてみました)ちなみにこのツアーは、希望の区間に1日だけでも参加可能とのこと。ヒロさんは最終区間からサイクル隊に合流し、抜けるような青空のもと、みなさんと一緒に国立競技場で感動のゴールをされました!Cheers to the great ride!!

 

ツアーの詳細は、BaltiCCycle Tours 2023 Website で紹介されています。

また、福島を走行中に福島民報から取材を受けたとのことで、Yahoo ニュースにも載っていました。(仲間が紹介されて嬉しい😊)

「被災地見て胸痛んだ」 自転車で五輪開催地巡る「バルチック サイクル」 15日まで福島県内走る

 

今回のツアーに参加されたみなさんは、過去にもいろいろなオリパラ開催地を自転車で走られているそうで、キャンプ場で集まるとその話題で大変盛り上がっていたとのこと。写真越しですが、何年かに一度共通の目的をもって世界中から集まり、訪問先の食事や文化を心から楽しんでいる彼らの姿を見て、行動力、推進力、逞しさ、寛大さ、それからプライベートな時間の過ごし方も含め、いろいろなことを考えさせられました。勇気と元気ももらいました。ナオさん、ヒロさん、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

来年2月には既に「東京からパリへ」という次の自転車ツアーが計画されているそうです。Can’t wait to see them again!!

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